lulu lalala's blog

確かかなと思った言葉を気ままに。

2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

鉄血宰相ビスマルク傳 24 イタリアの思惑

この同盟条約は久しく秘密に伏せられてあったが、調印後8年有半を経たる1888年(明治21年)の2月、両国政府はその内容を半官的に発表し、殊に先の大戦以後、独墺両国にて幾多の秘密外交文書が直接間接に公表せらるるに及び、その条文は明瞭となった。…

鉄血宰相ビスマルク傳 23 転じて独墺同盟

六 三帝同盟立ち消えとなる されど、この危機に際し列国外交家の観測し得たる欧州の情勢は外でもない、即ち独墺露三帝の親交、殊に独露のそれも、以って仏国を圧迫するの具に供するに力たらざりしことを証明した一事である。 のみならず墺露間における前述の…

鉄血宰相ビスマルク傳 22 列国の態度を看破

あまつさえ、独仏両国民の反感は戦後ますます高まるの状であった。 ビスマルクもチエールも衷心平和の維持を望むに切であったが、これを望めば望むほど、両国民の猜疑は却って長ずるのみであった。 仏国の朝野政治家は、戦後の仏国はその内面的組織を改造し…

鉄血宰相ビスマルク傳 21 仏国の早き回復に驚く

四 その難関 けれども独露墺三国間には、眞個の同盟を構成せしむるまでには至りかねる困難の事情あった。 もっとも1873年の5月、墺都校外のシェンブルン宮殿において三帝間に一の黙契が成立した。これが世上three emperors’league と称されたものである…

【久々更新、今後も順次】鉄血宰相ビスマルク傳 20 これ言わば一種の神聖同盟

三 先ず独露墺の三帝同盟を試む しかるに国外を見れば、戦敗の仏国においては、少なくも表面には復讐熱が頗る高く、ア・ロ両州奪回熱は極めて強烈で、従ってドイツにあきたらず他の列国は、いずれも仏国の援助を無条件にて得ることのできるような形勢であっ…

懲役上等、気違いどもいつでも来やがれ

言いたいことはタイトルの通りです。 あー、やだ。

【エッセイ】マスク反対、そして好きな買い物は顰蹙を買うこと

(※これはエッセイです) 馬鹿は際限がない。 どうしようもない。 いや、本当の本当にきりがない。 冬に風邪が流行るのは当たり前、そう思ってた。けど、世間は違った。 マスクから鼻を出したら逮捕までされる。 こんな奴らと同じ空の下にいるのは嫌だ。マジ…

フクシュウシガン〈4、終わり〉 この国は国ではなく保育所。だから馬鹿が多い

〈3〉の続き ミカ「い、嫌、死にたくない」 フクザワ「お前、ふざけるなよ」 ミカ「まだ死ねないのぉ、私は! この国の連中は、まだ理解していない!」 フクザワ「何なんだよ一体、お前は。ええ? お前が言いたいことはどうせこうだろ! この国の奴らは戦争…

フクシュウシガン〈3〉無駄に生きるな、熱く(篤く)死ね

〈2〉の続き テレビの野球中継の音。 トウコ「あなた」 フクザワ「うん?」 トウコ「話があるの」 時計の針が進む音。 トウコ「私、2人目が欲しいの」 フクザワ「何だよ、急に」 トウコ「急じゃないわ。結婚前にも話したでしょ、最低でも子供は2人欲しい…

【一部修正・再掲】一年経つから、もはや旧型コロナ お馬鹿たちに死なされる前にもっかい確認しておくこと

しみじみ思う、先人が残した言葉は正しかった。 ・・・馬鹿は死ぬまで続く。 そいつら、感染症対策を仕切る専門家に政府、コロナ恐怖の狂信者に堕ちたマスコミと国民らによって先に死なされる前に(あるいは、既に死んでしまった人たちの恨みを憑依させ)確…

フクシュウシガン〈2〉家族になろうよ

〈1〉の続き 通り過ぎる自動車。 路上を歩く音。 トウコ「晩ご飯はどうしよっか?」 ユカリ「パーパ、パーパ」 トウコ「そうだね……」 玄関の鍵が開き、ドアが開く。 部屋の奥からテレビの野球中継の音。 トウコ「ただいま」 フクザワ「お帰り」 トウコ「い…

フクシュウシガン〈1〉志願したのは何のため

フクシュウシガン 〈主な登場人物〉 ミカ(25)…テロリスト フクザワ(30)…ミカの追跡者 リリーフ(40)…フクザワの協力者 トウコ(35)…フクザワの妻 ユカリ(2)…フクザワの娘 ミヨコ(55)…フクザワの母 祖父(95)…ミカの祖父 アナウンサ…

ナイト連煉憐(レン)ジャー その5(終) こうして5人がつくる伝説は始まった

〈その4の続き〉 風でなびく旗。 青柳「がはっ。つ、つええ……」 桜「そろそろ赤井君も来る頃かしら。3人になるとさすがに厄介ね。ほら、立ちなさい」 青柳「ち、ちくしょう」 桜「先に逝っててくれる?」 緑子「青柳さん!」 剣で切られる音。 桜「寝そべ…