片山英一’s blog

確かかなと思った言葉を気ままに。

【小説連載】刑事堀部(4)~開戦 その4

若くて、美人、それに賢い。

こうした才色兼備が思春期の女子ばかりの校内で人気を得るには、こつがあった。愛嬌だ。サエが通う高等女学校の生徒で、その最たるが、5学年の古谷スミレである。

社長令嬢の境遇に甘んじることなく、頭が冴え、同窓への目配りや人当たりもよく、「他校との交流にも積極果敢な社交家」などと、表向き好意的な評価がおよそ挙げ尽される才女なのだ。

「お国のために命を懸ける方々にこそ、満足に食べてもらいたいのです」

こんな鶴の一声により、島の軍人さんたちを学校を挙げ馳走したことだってある。馳走の発案自体は良いものであり、サエにとっても、「軍人さんも色々なのだなあ」と改めて知る機会となった。

当初の想像通り、軍人さんには怖そうだったり、無口だったり、ぶっきらぼうだったりする人もいたが、ある人は知的な好青年で、軽妙な会話が女学生らの注目を浴びていた。

「小説の中で一番でくわすものは……」

彼が引用する作家の冗談話は、女学生らにはやや刺激が強めであったものの、そこがかえって知的なのであり、サエもつい、ふらふらっと耳を傾けたのである。

確か、チェーホフとかいう作家だ。

「その後、この登場人物はどう言ったと思われますか?」

不意にこう問われて驚いた。油断していたのと、他の女学生らの視線が恥ずかしいのとでサエは何も答えられなかったが、いや、楽しい時間だった。

それだけに残念。

思いには共感したのに……。

スミレの本性を知った今となっては、狐か狸にでも化かされたようで、もしや、あの軍人さんたちまで彼女が欺いていたのかと思うと、こっちの胸が苦しくなる。思春期の少女らしく、サエは多感だった。

あれから数週間後の今日。

放課後、うつむくサエに目の前の女教師は容赦ない。

 

「今が大事な時期だわ。勉学意外に気を取られるんじゃありません」

「気を取られては……」

「何です?」

残念ながらこの教師、愛嬌とは縁遠いようである。

「牧田さん、昨日男の人と歩いていたでしょう」

女教師の問いには冷たく、かつ重い調子が漂い、空気を暗くする。

「……声を掛けられただけです」

「妙なこと叫んでたわね、あの彼氏。それなのに牧田さん、微笑んでなかった?」

一部始終見られている……。

そう思ったら一層、彼女は臆してしまうのだ。

 

この日は8月7日。

校舎内では放課の少し前、違う2人が言い合う姿もあった。一人はこの女学校の教頭を務める真壁一。しきりに相手を問い詰めている。彼は中肉中背の体を揺らし、ひどくイライラ、あるいは焦った調子でもあった。

「本当に確かだろうね? 俺たちはただ待ってりゃいい、そうなんだね?」

「決めたことでしょう。じたばたするんじゃないの」

こう話す女性、木下則子は真壁と比べ、ずっと落ち着きがある。彼女はこの女学校の校長であり、30代後半の彼より年は10ほど上に見えた。しかし美人だ。

「信ずる志操さえあれば、それに忠実にしていればいいのよ」

「ふっ、信ずる志操か……」

真壁は懐から酒瓶を出し、ぐびぐびあおりだした。

「外はまだ明るいのよ」

「構うもんか。俺が生徒に教えるわけじゃない。……あいつらは涼しい顔していやがる……」

「あなたに足りないのは経験。彼らの方が年配よ、気の持ちようが異なるわ」

「なるほど経験か……。どうだかなあ。これからの時代に、あいつらの経験が役に立つのかなあ!」

真壁がまた酒をあおろうとしたところで、則子は手首をつかんだ。

「そこまでにしなさい」

流れに任せ、すっと口づけする。

「わ、悪かった……」

真壁はどぎまぎし、二三歩うろうろしたのち、校長室をそそくさと出ていった。

「やれやれ」

則子にとって、彼は大切な男ではあるが、今はそれより重要な問題があった。その話がまとまったのが、つい昨日のこと。昨夜、この校長室には真壁の他もう3人いたのだが、このとき最もふてぶてしかったのが、あの炭鉱屋の古谷源造だった。源造は小役人でも見下ろすように、

「商売人は勝っても負けても損をしない。それが商売よ」

などと科白を垂れ、しまいには、

「確かな話を持ち掛けてくるなら、せいぜい対応はしておこう。なあ、お前ら」

強気に場を仕切ろうとする。こう強気になれるだけ、金の力がある証拠。古谷一家は、妻も娘もよく似たものだった。

「まあ、あれくらいでないとね。それに比べ……」

製紙屋の玉田高太郎、彼は弱者に強い小心者で、こういう方がかえって扱いづらい。

「本当にそんな……どうにかなりませんか?」

「無理に決まってるじゃない」

「こちらはごたごたが重なって……頭の整理がつかんのですよ」

「事実は事実。私はあなたたちを困らせたいんじゃない、守りたいから話してるのよ」

「う、うーん……」

この高太郎と比較したら、造材屋の小野田達吉の方が幾分か胆が据わっていた。あくまで幾分である。達吉は普段から口数少なく、この日もほぼ聞き役に回った。目立った発言は、

「うちと玉田さんは一蓮托生だから」

これくらいしか則子の記憶にはない。

「……結局、私に従うしかないのよ」

さて、則子が気を取り直そうとしたとき、

「失礼します」
 一人の女教師が入ってきた。

 

「今、大丈夫でしょうか」

「大丈夫よ。何かしら?」

女教師は一呼吸置き、

「牧田サエのことなのですが……」

この名前で、則子が思い浮かべることは二つある。一つは、先日彼女が怪我をした件。花瓶を落とした犯人を探すと約束していた。もう一つは、たまたま廊下で鉢合わせとなったある日、落とした書類を親切に拾ってくれたことである。それまで特に印象はなかったのだが、間近で見た白い肌が美しく、思わず羨ましくなったのは記憶に鮮明だ。

とうの女教師が知りたかったのは前者の進展であり、

「当時の可能性から、生徒を絞り込んでいるところ」

との返答を得た。

「最近、上級生の風紀に乱れがあるようにも感じています」

女教師は、昨日遅くに学校にみえた父兄の一部とスミレたちを連想して言ったのだが、

「そうなのですか?」

則子は意図が分からない風だった。女教師はまた呼吸を置き、

「しかも、広島に落とされたという爆弾。あれに動揺する生徒もいるようで。それに」

彼女は校長室へ来る途中、真壁教頭と出くわしたことを話し始めた。真壁はどこか落ち着きがなく、彼女が挨拶しても上の空で、

「あ、ああ」

そう素っ気なく返すだけであったという。どちらかといえば他人に気が利き、礼儀正しい男性との認識があっただけに、彼女には違和感だった。ただ、ここで問題にしたかったのは彼から無愛想にされたことではない。

「お酒のにおいが少し」

と、明かした。

「動揺しているのは、教師も同じなのではありません?」

この答えは、彼女が期待していたのと異なる。言われてみれば、真壁は怯えたようではあったけれども、校内で飲酒など、どんな立場の者であれ教育者として許されるはずがないのだ。そんな彼女の心中を察したのか、

「私も、戦争を怠惰の言い訳にはしたくありません」

などと、則子は言ってくる。

「能見先生は大丈夫よね?」

「私は大丈夫です」

「頼もしいですね。風紀の乱れは、私も感じ始めていたところです。牧田サエに起きた事件の件と、真壁教頭のことは私に任せ、能見先生は授業に専念してください」

「はい……」

そうして、この後、サエは呼び止められ、先ほどの顛末となるのだ。呼び止めた女教師は上級生に外国語を教える、名を能見みよ子といった。

 

続く

 

甥っ子・姪っ子にいい加減なことを教えたくなる独身伯父(叔父)さんの心理

未婚36歳だが、甥っ子・姪っ子は既に6人いる。

姉夫婦に1人、次男に3人、三男には2人。上は中学生、下はたぶん3歳くらい。

おかげで子どもはいなくても、伯父(叔父)さん歴だけはとうに10年以上。

正月のお年玉なんて、トータルいくらあげたことか。

 

まあ、好きであげているのだから、そこに不満はない。自分が子どもの頃、親戚からお年玉をあまりもらえなかったこともあり、意地で多めに包んでもいるのだ。

この先はどうだか分かりませんが、あげられるうちは続けたい。

特に感謝されてる様子もないけど、たまに会えば、どいつもこいつも可愛い奴らである。

 

こんな善行(?)と合わせ、甥っ子たちといるとほぼ必ずやる、やってしまう悪行。

 

悪行といっても、ものを盗んだり、誰かを襲撃してみせたりするのではない。

トランプでいかさましたり、詭弁を教えたり、水性ペンで眉間に「うんち」と書いてみたり、限界まで積み上げた積み木をわざと崩壊させたり。そんな幼稚な行いの類。

けど、これがなぜか楽しい。

 

もちろん、本気で煙たがられているようならやめますが、今のところそこまでではなく、むしろ喜ばれてるようにも感じる(あくまでこっち目線)。

加えて、姉弟や両親、親戚連中から顰蹙を買えば買うほど、こっちは愉快になってくる。

その状況が正しいとすら思うのです。

 

生きる上で何より大切な衣食住の世話をするのは親の義務。そこに親のありがたみがあります。

けれど、ひと一人の人格が育つには、親から得るものだけでは不十分だ。自分も、親以外の大人から色々学んだ結果、今がある。

 

そんな考え方をしてるものだから、甥っ子・姪っ子たちには、あえて常識と外れた振る舞いをみせたくなる。そうすることで、いや、そうすることが、経験上、人格の幅を広げるためにも重要だと勝手に信じているのだ。これまでは。

 

以上の考えは、いい加減改めるべきかもしれない。

 

だって、今の自分を見れば、ろくな大人でないのは明白。

出世しない、金もない、ひねくれてる。こんな三拍子、誰だって愛すべき我が子に備えさせたくないだろう。

「自分もこうだったから、こうする」というのは、危険な発想なんじゃないか。断ち切るべき負の連鎖を繋ぎとめ、狙いとは違った状況を招くかもしれないのだ。

 

・・・これはこれで考えすぎな気もする。

自分の影響力などたかが知れている。彼らにとっての存在価値は所詮、「お年玉おじさん」程度。

それはそれで清々しい、何の責任も負わない身軽なニヒリズム。 あとに残るのは、有象無象の一部にすぎない男がひけらかした、恥ずかしい自意識過剰だけである。

あえて一点、自己弁護をすれば、自分が影響を受けた大人たちとの記憶は、今や絶対的な価値を帯びている。いわゆる、盲信・狂信の部類かもしれないが、そうだとしても、少なくとも36年生きてこられた理由の一つに、その記憶は含まれる。

現在地がどんなに哀れでも、現在地まで導いてくれた記憶の価値は疑わない。その辺の真心くらいは分かっておいてもらいたい。

 

一番上の甥っ子はもうじき高校生。

彼とは、自分が21歳か22歳のときからの付き合いで、年の離れた弟みたいな感覚もある。

こいつにくらいは、おふざけだけでなく、真面目な話も交えてみようか。

それこそ煙たがられるかもだが、自分だったらそうされたかった。

あるいは、「自分はこっちじゃなかったから、こっちにする」というのも危ない判断基準か。

 

結局、お子様連中との付き合い方は、時と場合によってうまく使い分けるしかない。

ホント、親は大変。

おじさんの方は勝手に気苦労しているだけで、実に気楽な存在である。

   

【小説連載】刑事堀部(3)~開戦 その3

「何ですか?」

じっと後を付いてくる青年に少女はたまりかねたのだ。

「君、奇麗だね」

少女の両耳がほんのり赤らむのを篤志は見逃さない。

「失礼。奇麗だなんて聞き飽きてるでしょう。見るからに、もてそうだ」

「そんなことありません……」

「儚いね。不安でもあるの?」

「……」

篤志はたたみ掛けた。

「これまで君に気付かなかったのが不思議だ。時間が悪かったのかなあ。下校はいつもこの時刻? それとも今日は気分転換で帰り道を変えたかな?」

「人も見てますから……」

「人ってどの人? あの材木屋の主人は博打好きが祟り、女房が出ていったろくでなしだから眼中になし。あっちの金物屋の女房は炭鉱夫と不倫してるし、向こうからやってくる郵便配達は切手をくすねてる盗っ人じゃないか。……おっと、こいつは特に内緒の話。……今、後ろから通り過ぎたのは銀行員なんだけど、兵役逃れって噂がある」

止まらない篤志の口上に、

「怖い話しないでください」

少女は縮こまった。

「信じてくれるんだ。可愛い」

篤志の頬にえくぼが浮かんだ。少女は嘘話と気付き、自尊心が傷付いたか、ぱっと目を伏せてしまう。

当然の反応だったろう。むしろ、分かっていながら悪いことをした。篤志は反省する。

「ごめんなさい。年甲斐もなく舞い上がってしまいました。さっきの話は面白おかしくしようと嘘も混じっているけど、全部じゃないんだ。これ以上は迷惑だね……では、さようなら」

篤志はすっと立ち止まり、それ以上少女に付いていこうとはしなかった。どうにか変質漢の汚名だけは残さぬよう、せめてその努力の影を残し、この場はお別れしたかったのだ。

別れ際の哀しげな表情だけは忘れない。

「ちらっとくらい、振り向くかな」

少女に振り返る気配はなかった。こうなると彼、待つのが苦手な生来の気質が先に立ってしまう。

ふうっと息を吸い込み、

「おわびに、俺の正体を教えましょう!」

突然の大声に、通り中の人目が引き付けられた。それは少女も例外ではなかった。

「俺の正体はあ!」

ばっと両腕を広げる篤志に少女の瞳が丸くなった。

「右と左が違う形をした、ただの酪農家! だから知っている! そんな奴でも西洋人には負けないと! 帝国万歳!」

周囲が呆気にとられても、篤志は堂々と両腕を広げた。

いつまで続ける気か、どうしたら終わるのか。時間が経つにつれ、少女には片っぽだけ短い彼の腕が妙におかしくなってきた。これは差別とは違う意識である。いうなれば、流れる体液の熱さから来る滑稽さを全身で表現した人間への共感。

 

「ふふ」

少女の柔らかい唇から優しい息が漏れた。篤志はようやく、ようやく安堵した。さらに思い切って聞いてやる。

「俺は篤志、君の名は!」

少女の口元がぱくぱく上下したが、声が小さく届いてこない。篤志は懸命に唇を読んだ。

……分かった!

「サエさん!」

この後、彼女の声は届かなくても、微笑みなら十分伝わった。

「あの制服は」

と、篤志がこぼし、

「おかしな人……」

と、サエはつぶやいた。

その晩。

篤志の印象が消えないサエは、いつになく愉快な気持ちで、勉強中も自然と笑みがこぼれた。

「もう寝なさい」

父からそう言われても、サエは寝るのが惜しく、瞼を閉じてもそうそう寝付けないのだ。布団の中、彼女は左腕の切り傷をそっとさすった。

今夜は、ここ数日付きまとっていた不安を隻腕の青年が紛らわせてくれそうではある。

少女には抱えた不安があった。

上級生たちの意地悪が発端で、しばらくは確かにそうであったろう。しかし、ある日から、別の怖さが混じるようになったのだ。

とりわけ一昨日。

ついにサエは怪我を負い、痛さより怖さで泣き出しそうになった。放課後、一人で外にいたら、校舎の3階から花瓶を落とされ、あわや大惨事。幸い、跳ねた破片が当たっただけで大事には至らなかったものの、もしそうでなかったら……。想像するたび彼女は胸がばくばくした。

そんな彼女の気持ちを知ってか知らずか、その日の上級生たちはいつもよりしつこく、「どっち行くの、無視する気?」

真っ先に難癖を付けてくるのは1学年上の古谷スミレ。樺太で炭鉱を営む企業の社長令嬢だ。

「上級生に挨拶はするものですよ」

これはスミレの腰巾着で小野田妙子。父親とその一族が造材会社の経営者。

「能見と何話してたの。あなたたち、2人揃うと嫌味よね」

これもスミレの子分で松本正美。父親が郵便局長である。

3人とも島でそれなりの地位や立場にある親を持つ。引き換え、サエの父はしがない銀行員。世間一般から堅い職業とみられる程度で、この島では彼女たちがハイクラスだ。

彼女たちがどうして自分なんか標的にするのか。サエには分からない。

「あんた、呪われてるんじゃない? 肌が青白いもの」

こんな子供じみた侮蔑を向けられる覚えだってない。女教師の能見みよ子から、

「口外するんじゃありません」

こう突き放されたのも、気持ちの平衡をより乱した。校長先生は生徒たちを調べると言ってくれたが、

「先生たちも……」

と、要求する勇気はサエにはなかった。仮に勇気があっても同じことなのだ。それが規律なのだから。

あまり考え過ぎると涙が出そうになる。女教師の言う通り、こんな自分を知れば父だって落胆するに違いない。サエは布団に深くもぐり直し、今日のあの瞬間、あの場で直感したことをまた思い出した。

名前と顔しか知らないのに、彼の大事なとこだけはすべて受け止められたような気がしている。

……半分は嘘。でも半分は本当、それがあの人。

頭まで布団をかぶり、あの格好も真似てみる。それが意外にも新鮮で気持ち良い。

「帝国万歳」

恥ずかしげにつぶやいた。

翌朝。

どた、どた、どた。

 

地均しでもするかの如く、玉田高太郎がひどい剣幕で警察署に踏み込んできた。昨日、堀部が連行した高文の父親である。署員の誰もが昨日のうちに駆け付けてくるかと予想していたので、意外と遅かった。ただしそれは、我が子を甘やかさない、といった親心からではない。高太郎は製紙会社の社長だ。

「昨日は機械の調子が狂って、てんてこまい。そんなときにこれだ」

「心中お察しいたします……」

署長は堀部が来るまで彼をなだめる役に徹する。少しして、出勤してきた堀部に、

「向こうさん、来てるよ」

谷山が教えてくれる。

がちゃ。

戸が開いてすぐ、高太郎の血走った眼に堀部は迎えられた。

「ご子息はすぐ引き取らせるつもりだった。迎えが来なかったのだ」

堀部がこう説明しても、高太郎の文句はそこにはない。

「ちょっと巡視で手を抜いたくらいで、しょっぴくとは!」

堀部は唇を結んだ。

「我が帝国が今どんな状況にあるか! それに比べたらねえ、君。まったくささいなことじゃあないか」

「我々も職務ですので……」

と署長。

「警察の職務とは何かね? 治安を守ることだろう。じゃあ今日、我が国の治安を脅かす最たるものは何だい? え? 米国だろうに。そんなに職務に忠実なら米国を退治したまえ」

「社長、それは言い過ぎでは……」

「ふん、よくも私にそんな……。いいかい、製紙業は国造りにも通じる重要な産業なんだよ。君らが日々あくせく書いてる書類、紙がなきゃ書けんだろう。情報はそれを写す手段があって、初めて人に知れるのだ。議会の法案しかり、軍事機密しかり、家計簿しかりだ。樺太庁長官にも聞いてみたまえ! 私は紙を作ることで国を潤し、世界とも戦っとるんだ。ええ、君らとは違うのだよ!」

高太郎が帰った直後、

「本土だったらなあ! あんなでかい面はさせん!」

署長の体が自席で揺れた。

「あんな方でしたか。やけに感情的でした」

堀部は頭をかいた。

「機械の不具合はそれほど深刻で?」

「大したことないんだ。我が子が可愛いのだろう!」

工場の機械の故障は昨日の昼に見つかり、夕方前には直ったという。なら、その後にでも迎えに来られたものを、会議、会議でそれどころでなかったらしい。

……我が子が可愛いのか、どうなのか。

いぶかしくもなる。この日はこの後、特に目立った騒ぎや事件は起きず、島内は平静を保っているかに思えた。堀部が『あの連絡』を受けるのは、明くる日の朝になってのことである。

 

続く

 

【小説連載】刑事堀部(2)~開戦 その2

「こちらです」

それから道中、若者は会話に紛れ、堀部とやらを観察した。

「自然発火だと思っていましたが、事件性があるのですか?」

「いや、念のためにというやつです」

思いのほか慇懃な態度の堀部に、若者は気を許して話してしまう。

林業が島の生命線というのは誰もが知っています。それに火をつけるやからがいるなんて、信じられません」

「まったくです」

この堀部という男、官憲連中特有の威圧感はあまり感じられず、身分証がなければ警察だと信じられただろうか。

……そうか、人手不足だからな。

彼はそう一人合点する。

「ましてや帝国は戦時下。国民が一致団結し外患に立ち向かっている最中、民衆の糧を脅かす内憂を起こすのだとしたら、そいつは何者でしょう。米国のスパイでしょうか?」

「どうでしょう。北国ですから、あり得るとしたらソ連でしょうか。……現場はここですね」

そこには、燃えた木々のにおいがまだだいぶ残っていた。堀部はざっと辺りを眺め、焼け跡に踏み入った。

「あなたが最初に火の手に気付いたんですね?」

「はい。2度目の巡視のときです。1度目で気付いていれば……。島民からも、自分の警戒が甘かったのではないかと責められてしまいました」

「それはお気の毒に。火は生き物ともいいますから、人間の目を欺くことだってあるでしょう」

「そう言っていただけると気が安らぎます」

「1度目の巡視の状況は思い出せますか?」

「はい」

彼は流暢に答えた。

「変哲のない夜でした。山火事は果たして木の根元から起きるのか、それとも上から燃えるのか、確率が不明なのです。巡視は全体を観察する必要がありまして、まさに『木を見て森も見る』ですよ。そうだ堀部さん。夜中にこうして木を見上げると、星が瞬き、奇麗なんです。……いけない。こんな調子だから住民からも信用されないんですよね。昨夜はやや風があったくらいで、長歩きで汗ばんだ肌も心地良く、集中力はいつも以上にあったつもりだったのですが……。ごめんなさい、全部言い訳に聞こえてしまいますよね」

堀部は首を振り、若者の肩を叩いた。

「そうそう、これだけ親身にご案内していただきながらお名前を伺うのを忘れていました」

「玉田です。玉田高文」

「玉田さん。もしかして製紙会社の?」

「ええ。父がやってる会社です」

「なるほど」

 

来た道を戻り、事務所の他の職員らとも一通り話した堀部は、

「所内を見て回っても? 寝床はあちらですか」

こうして小柄の体躯を揺らし、ちょこちょこ動き回る彼の後ろ姿は小動物みたいで可愛らしく映る。

「これで、やれることはやったかな。ご案内ありがとうございました」

「ご苦労様です。お茶でもいかがです」

「すぐ帰りますので。ところで、少し気になったのは玉田さん、あなたの寝床。あの一番奥の部屋があなたの寝床ですよね? 建物の造りのせいでしょうけど、隙間風が結構入ってくるようですね」

「そうなんですよ。今日にでも変えてくれと頼むつもりです」

「ここでは、あなたが一番下っ端と伺いましたが」

「多分大丈夫です」

高文には余裕があった。

「それは良かった……」

こう言ってすぐ、堀部は彼の腕をつかんだ。

「では玉田高文さん、署まで連行します、付いてきなさい」

「何だって?」

これには周りの職員らもなぜだと驚きを隠せない。

「どうして自分が連行されるのですか?」

当然抵抗してくる高文へ、

「あなたは巡視を2度行ったと話したが、嘘だ。1度目の時間にはまだ寝床にいたね」

堀部は言い放った。

「心外だ。自分は……」

「ここへ来る前、山火事に駆け付けた島民たちとも話したんだよ。みな口を揃え、昨夜は風が強かったが弱まってくれたので助かった、と言っていたのに、あなたは巡視中やや風があったくらいで心地良かったという」

高文の黒目が小刻みに揺れ、周りの職員もぐいぐいっと前のめりになる。

「あなたは1度目の巡回へ行くべき時刻に、あの寝床にいて外の風を感じなかった。それでも、あの小部屋は隙間風が通る。状況次第でそれを心地良く感じることもあったでしょう」

堀部は上着に手を入れ、つまんだものを突き出した。女性ものの靴下であった。

「詳細はここでは聞きません。聞く方も困りますから」

「ひ、火を放ったわけじゃない!」

「火防の職務怠慢も軽い罪じゃない。さあ」

 

こうした噂はたちまち島民に伝わるものである。それも、

「彼は車に乗せられるぎりぎりまで往生際が悪かった」

とか、

「泣いて見逃してくれと懇願した」

だとか、

「父親の名を連呼した」
などと尾ひれを伴い、昼は職場、夜は家庭の気晴らしで十分な肴となったろう。

「ほらな。おかしいと思ったんだよ」

その夜、仕事から帰った寝不足の男は最初に疑問を持ったのは自分だと、細君に自慢げに語ったはずだ。それを聞いた細君はきっとこう諭した。

「思うだけなら、誰でもできる。証明するのが難しいんじゃ」

もともと堀部は殺人事件が専門の刑事なのだが、戦時の人手不足で窃盗に詐欺、贈賄、器物損壊、そして放火と幅広に職務を任されている。それだけ優秀だからというのもある。本人は、力量を過信されるのを嫌う性質だ。子供たちがみな戦争に出ているのも謙遜が強い心理に傾かせていただろう。署に戻ると、彼の同僚・谷山藤吉がすり寄り、耳元でささやいた。

「玉田んとこのせがれ、捕まえたの?」

「逮捕じゃない。お灸をすえるだけだ」

「うん? そうなの?」

谷山はちっと舌打ちし、いたずらっぽく笑った。それからやはり署長に呼ばれ、

「確かだね、確かなんだね? ああ、私の在任中にこんな……相変わらず矛盾を捉えるのは見事だな……樺太庁長官にはなんと……」

止まらない愚痴の前で、堀部は閉口するしかない。

別の部屋では、

「ちくしょう!」

高文の嘆きがうなった。

さて……。

この日、軟派の場所だけは変えてみようかと篤志が思案しだしたとき、一人の少女がお眼鏡に留まった。

「あの制服」

先ほどの女学生らが、野良娘かと思うほどの白い肌、切れ長の瞳。人によっては不健康な青白さと映るかもだが、まだ成熟の途上にあるのを示す証拠ともいえる。それでいて、長い黒髪を後ろで結び、ぴっと立った背筋の前でゆらゆら揺らす姿は年齢以上の艶っぽさを醸しだしていた。

少女は青年に見向きもしない。

それがかえって気にさせるのだ。

 

続く
 

【小説連載】刑事堀部(1)~開戦 その1

1 開戦

 

1945年8月5日。

樺太で今年最初の山火事だった。

「もっとや、もっと!」

「走れ走れ!」

駆け付けた島民らは自然鎮火など待ってられず、腹から出る怒声で火を吹き消さんばかりの威勢、かえって壮観である。

幸いにも火の手はそれほどでもなく、延焼を遮断する無林帯で勢いは収まりそうだ、と駆け付けた人々はみたものの、やはりそこは遠くの災害より近くの蜂の方が怖かった。

本土で空襲が続き、大勢の同胞が焼死したり、町が焼け跡になったりする知らせが連日耳に届く中でも民衆のとっさの自衛反応とはこうなのだ。

用心と予期に越したことはなく、火防の職員と手助けの力自慢は協力し、ありったけの水を火勢の周りにまいては駆け、まいては駆けで奔走した。

 

「明け方にはくすぶりに変わるのじゃないか。風が収まってくれて助かった」

群衆の1人が言った。

「鎮火の仕上げは俺に任せてお前らは帰れ」

興奮冷めやらぬ別の島民が応じる。これをみると、人間関係の近い島内事情が最も功を奏すのは、なるほど危機に直面したときというのがよく分かる。

「いや、そんなことはない、平時の助け合いがあればこそだ」

そう誰かが反論したとしたら、それもまた本当であり、非常事態とは良きものは特に良く、悪きものをひどく悪く見せる働きがあるのだった。

 

そんな中、制服姿のある若者が述べた。

「職員の自分が先に引き上げるわけにはいきません」

この若者、あるべき責任感を示したはずだったが、

「おたくの気付き、ちょいと遅かったんでない?」

島民の1人に思いがけず疑われてしまう。しかも、

「気付いたときには、あっという間で」

こう若者が弁明しても、

「巡視のイロハは教わったろうけど、教わるのと学ぶのとは違うよ。俺も経験者だ。新米のころは特に夜中がおっかなびっくり、緊張で顔が引きつったよ。学ぶ域に達してないと自覚してる人間は、顔つきに出るもんだが、おたくの場合はなあ」

とまで言ってくるものだから、

「な、何ですか!」

彼は威勢を張った。

>

「失礼な!」

「疑うわけじゃないが、信じることもできんというか……」

「自分が職務怠慢だったと仰るわけですか?」

「そんな言い切りはしないよ。ただね、俺の若いころと比べるとね」

「ますます失礼な方だ!」

そこで周りの仲裁が入り、この場はどうにか収まりをみたのだ。

 

翌朝。

堀部智はまた焼け跡に目をやった。

「なるほど」

こううなずいたのは、そろそろ引き上げてよかろう、そんな思いの表れでもあった。

この日は8月6日。

今日、恐らく彼はこの後署へ戻れば署長に呼ばれ、語気強めに事情を問われるはずだが、それでも、堀部は淡々と捜査の正当性を伝える姿勢を変えない。こういう男だ……。署長だって承知している。ただ、事が事だけに捜査にいささかの不備でもあれば、こちらの立場が棄損するとの不安が立ち、強く言わずにはおられないのだ。

出兵前、息子にも、

「あまり頑固だと戦勝後の新時代に取り残されるよ」

と、釘を刺されたのを堀部は思い出す。

「生意気な」

そのときは一笑に付したが、やはりそうなるだろうなあ、という気分がここ数カ月強まっていたのも確かである。しかし、それは戦争に勝った後の世界でではない。

「独逸も負けた、次は……」

こう悲観的になるのは教育の弊害、いや、むしろ成果だった。幾重の教育を受けたがゆえに、オプティミズムよりペシミズムに傾いた思考こそが不確実な現実と向き合うのに採用すべき方法だと人は知るのだ。

同じく、国を出ている娘から、

「お父さんは賢いもの。大丈夫よ」

そう微笑んでもらえたのは彼の心の安らぎだ。2人とも無事にしているだろうか。

 

さて、堀部は焼け跡を後にし、火防事務所へ戻ることにした。見立てでは現場に不審な点はなく、自然発火で間違いなかろう……。

◇◇◇◇

今、樺太は夏。

北海道よりも北、南北に約千キロ伸びる長い島で、北緯50度以南が我ら帝国の領土、いわゆる南樺太であった。日露戦争を経て、1905年ポーツマス条約でそう決まっている。北緯50度以北の島北側はソヴィエト社会主義共和国連邦、通称・ソ連支配下にあり、まさに帝国とソ連は目と鼻の先。

米国との戦局悪化に伴い、本土連絡船の運航停止はたびたびあったが、島内で戦死者はいまだない。

とはいえ、一つの島を2国が分割する状況、緊張感がないわけではないのだ。

ないわけでは……。

 

8月6日、ソ連との国境から数百キロ離れたある町。

「はあーい」

なめるような青年の呼び掛けが、年頃の女学生らに向けられた。彼女たちは恥じらいながらも、まんざらではない。なぜなら、彼は身なりはともかく、なかなかの色男だった。

この青年の名は篤志

彼の名字は知り合いが多い島民の間でほとんど知られないでいる。彼は自己紹介で必ず「篤志」とだけ名乗ったし、性名を問われても、下の名で押し通す変人っぷりを披露するのである。身寄りはなくて、一人暮らし。20歳前後と若く、そして色男。

けれどこの日も、彼のお誘いに乗ってくる女性はなかなかなかった。

もてない原因は多分これだ。自分を見る女学生らの視線を追い、篤志はだらん、とした左の長袖をみやった。彼には肘から下の左腕がなかったのだ。

「今夜も一人ぼっちかなあ」

 

そう諦めもしながら、今日の彼はいつもより長く軟派に徹しようとした。

この島で緊張とおふざけは一卵性双生児のようなものである。ソ連モロトフから、日ソ中立条約の破棄を通告された事実はとうに知られ、島民は呼吸を重ねるたび、緊張を高めてきた。そんな折、製紙会社の馬鹿息子のお馬鹿話のおかげで、昨日や一昨日より身軽な気分だったことが、彼の忍耐をいみじくも長持ちさせている。

今朝である。

昨夜の山火事は明け方までに消え、森林の被害もさほど深刻でなく、山肌は火に代わってぼわっと霧が立ち込め、起きてても寝ぼけ眼が居座るようであった。

「ふわあ、眠い」

昨夜、島民に疑いの目を向けられたむかむか、どきどきもあり、火防事務所の若者は夜が明けたら二晩徹夜したほどの疲労を覚えたものらしい。それでも、一晩中火災の見張りで火防職員の務めを果たせたことには、いささか以上に満足していた。

一方、若者に喧嘩を売る形となった男の方は帰宅してから、

「なぜ、あんな言い草したかな……」

気弱に考えてしまい寝付けなかった。

「あの子は製紙会社の玉田さんとこのせがれじゃぞ」

仲間にこう耳元で警告され、気になったというのもあった。この島の土地は森林が大半を占める。伐採した木材をパルプとし、紙を作る産業が経済の一翼を担っていたのだ。

こちらの男は結局、正味3時間程度の浅い睡眠で朝を迎えた。

 

若者はあくびのたび安心を実感した。顔を洗ったら、昨夜の不快さはもっと鎮まり、朝食はかなり健やかな気持ちで食せていた。

そうして、彼が火防事務所前の職員らと雑談しだしたときである。

霧の奥から、ぶろろ、ごりごり。

自動車のエンジン音とタイヤに踏まれる耳障りな砂利の音がし、1台の車がびゅっと霧から飛び出てきた。

来客などめったにないのが、この山林の事務所。ならばやはり、来たのは昨夜の山火事を用件とする誰かだろう、と彼はとっさに思い至った。

きぃ、がちゃ。

ばたん。

「おはようございます」

運転席を出てきたのは、短く刈った白髪頭の男性。

「火防の方々でいらっしゃる? ご苦労様です。昨夜の山火事のことで、お伺いしたいことがありまして」

男性は警察の身分証をぱっと見せてきた。

「堀部といいます。火事の現場はもっと奥ですか?」

年は50半ばくらいのようだ。たっぱはあまりなく、よくて155センチに足るか、恐らく足らなかったろう。

「自分がご案内いたします」

若者の申し出に、堀部は人懐っこい微笑で返した。

 

続く

冷食野郎の○○味覚

1週間のうち、何日冷凍食品を食べていることか。

パターンは決まっています。

パスタ、担々麺、餃子、お好み焼きを気分によって。

 

一人で食べるには手軽だし、最近の冷食は味が悪くないものも多いと思う。

各食品の栄養バランスは知りませんが、とにかく簡単に食べられればいい。

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直近で食べた冷凍食品のお好み焼

仕事から帰って料理を作る気にはならない。帰宅してまでそんな手間は面倒。

帰りがてら、スーパーやコンビニ、ドラッグストアに寄って冷食を買う行為を何日積み重ねているでしょう。自慢にもならないルーティンの一つになりつつある。

 

こんな冷食野郎の食生活ですが、味覚には結構自信があります。

美味い・不味いにただ分けるだけでなく、美味いものと、より美味いものを切り分ける繊細な判断ができる、と勝手に自負してる。

 

中でも、味覚の差がよく見て取れると思うのが、ラーメン。

ラーメン好きな人は多いから、比較対照しやすい。

 

「美味い」と評されているラーメン屋は全国各地にあります。けれど、実際に食べてみて、心から「美味しい」と感じたラーメンはほとんどない。

――不味くはない、確かに味は悪くないが、そこまで高評価を与えるもんじゃないし、これなら、あっちのラーメンのほうが美味いな――。

こんな風に、偉そうな感想を抱いてしまうことがホントに多い。

 

また食べたいと思うほど美味しかったラーメンは、埼玉に2件、群馬に1件、栃木で1件ほど。東京はゼロだ。

自分の店選びが悪いせいもあるでしょうが、東京のラーメンは外ればかりだった。

 

先日も、食べログなどで有名な埼玉県内のラーメン屋に行ってみた。
 

 

一口食べて、「ああ、またこんなか」というのが正直な感想。

美味しいと言えば、美味しい。スープの味には深みがあり、くどくもなく最後まで飲み干せる。けれど、足りない。この味ならもっと上を行く店がある。例えば、上記に挙げた店舗たち。

こう思うと、熱は冷めます。話のタネになっただけいいか。そう自分に言い聞かせて、トボトボと帰るのです。

 

その店では、「世界一美味い」と言ってるお客さんもいました。

褒められた店主は嬉しかったでしょう。それはそれで、微笑ましいコミュニケーション。

「世界はもっと広い」と、心でボソッとつぶやいた自分は人間が小さい。けれど、上の世界を知っているだけにどうしようもない。

あのお客に、その店を教えたかったくらい。

 

先日のラーメン屋、価格が600円とか700円だったら、また行ってみてもよかった。実際は1000円。わざわざ足を運ぶことは、たぶんもうない。

 

冷食を買う場合は、そもそも味を諦めてるから、胃袋に入ればそれでいいのです。予想より味が良ければ、ちょっと嬉しいという程度。

一方、たまに外食する時くらい、ましてや世間で「美味い」と評されてる店に行く時くらいは、他意なく心地いい気分になりたいもの。

 

これがなかなか難しい。

だから、結局また自宅で済ませることに。お金もないので余計にそうなる。

冷食野郎の誇り高き(?)味覚。

次はパスタか、担々麺か。

今さらながら、牙狼『VERSUS ROAD(VR)』の記事まとめ~【総括】ちょっとは頑張って熱弁し、ゴウライガンがそろそろ淋しくなったら、惚れた女が死んで、男前度が上がるしめやかさ。

牙狼『VERSUS ROAD(VR)』の1~12話(特別編除く)に関する記事をまとめました。

 

まとめたといっても、過去記事のリンクを時系列順に並べただけですが。

改めて見ると、物語の回が進むにつれ、記事の熱量も高まっているのが分かる。

貴重な経験だった。

よかったら、以下へ。

 

1話関連(ここがスタート。記事の中身は表面的)

eichi-katayama.hatenablog.com

 

2話関連(ちょっとは頑張った)

eichi-katayama.hatenablog.com

 

3話関連ほとんどジンガの話してる)

eichi-katayama.hatenablog.com

 

4話関連(盛り上がってきたかな)

eichi-katayama.hatenablog.com

 

5話関連(だいぶ刺激されたね)

eichi-katayama.hatenablog.com

 

6話関連(最初の熱弁)

eichi-katayama.hatenablog.com

 

7話関連の1(この回はよかった)

eichi-katayama.hatenablog.com

 

7話関連の2(前回の記事ではもの足らず、考察の独自路線を進む)

eichi-katayama.hatenablog.com

 

8話関連の1(熱いが、淋しい)

eichi-katayama.hatenablog.com

 

8話関連の2(時間が経ってから浮かび上がる言葉を残しておきかった)

eichi-katayama.hatenablog.com

 

9話関連の1(ゴウライガン!)

eichi-katayama.hatenablog.com

 

9話関連の2(個人的に一番好きな考察)

eichi-katayama.hatenablog.com

 

10話関連のゼロ(当たらずとも遠からず)

eichi-katayama.hatenablog.com

 

10話関連の1(そろそろこっちも淋しくなってくる)

eichi-katayama.hatenablog.com

 

10話関連の2(アザミが結局一番の謎)

eichi-katayama.hatenablog.com

 

11話関連の1(サムネ、香月に似てない?)

eichi-katayama.hatenablog.com

 

11話関連の2(惚れた女は死ぬ)

eichi-katayama.hatenablog.com

 

11話関連の3(男前度が一番上がったと思うのが南雲)

eichi-katayama.hatenablog.com

 

12話関連(しめやかに)

eichi-katayama.hatenablog.com