lulu lalala's blog

確かかなと思った言葉を気ままに。

地元で最後の独身だった友人の結婚が決まった、素直に嬉しい。そして自分・・・結婚する可能性はほぼない

先日、地元の友人から結婚の報告があった。11月に挙式・披露宴とのこと。

おめでとう、○島。

ずっと結婚したがってたもんね。街コンからお見合いまで、出会いを求め、頑張っている姿を見てきた。半分冷やかしながら、けど、本気で応援はしてたんだ。

だから、嬉しい。心からおめでたい知らせだった。

   

彼とは小学生からの付き合い。思い出は尽きない。

 

一番笑えるのが高二のとき。あいつに誘われ、女子高の文化祭に行ったのだ。自転車を漕ぎ、こっちもちょっとソワソワした気持ちで風を切った、あの瞬間は忘れない。

けれど、校門の前に着き、自転車を降りて、「さあ行こうか」となったとたん、「俺、やっぱ帰るわ」、そう言い残して去ったあいつの背中は、もっと忘れられない思い出だよ。

あれには、びっくりした。目が点になるとは、まさにあのこと。

言い出しっぺのくせに、友人を女子高に置き去りにしたお前の罪は軽くないぞ。

 

そんな彼が大学生、社会人と経て女を覚え、ややプレイボーイ気味に変貌したのは、思春期の反動だろうか。

顔も年収も悪くはないあいつだから、正直モテるほうだとは思う。ここまで婚期が延びたのは、女好きの気性が関わっている気もするが、今や彼も立派な大人。経験と良識を備え、一人前の男に成長したからこそ、今回の結婚に至ったのであろうと、勝手に想像し、祝福している。

 

かれこれ、1年以上は会ってないからな。人が一皮剥けるのに、1年もあれば十分。

11月の披露宴までに1回くらいは会う機会があるかな。そのときに、見せてくれ。どんな風に成長したか。

それが今の楽しみだ。

 

そんなわけだから、相手の女性のことは現時点で全く分からない。

年下(我々は36、37歳)であることは確信している。彼は年上や同年代は選ばない。

さっき、男を上げたみたいな話をしておきながら、すぐに株を落とすようで申し訳ないが、その辺の性は変わっていないだろう、たぶん。

ごめんね、○島。奥さんには黙っておくから。

 

友人の結婚式や披露宴には、何度か出席した。

どれも楽しかった。

友人の結婚式で楽しくないなんてことは一度もない。

 

楽しくて、飲み過ぎて、最後までまともに席にいられた式がないのが、唯一の後悔。ある披露宴では、ビールとブランデーとワインを初っ端から交互に飲み、30分でつぶれた。気付いたら、披露宴は終わっていた。

あれは本当によくない。

迷惑に思ってた人はきっと沢山いただろう。ずっと反省してる。

 

自分ももう、30後半。過去の振る舞いを繰り返す訳にはいかない。

しかも今回は、地元の友人最後の結婚式になる。離婚して再婚する奴が出ない限り、そうなるのだ。

だから、しっかりしようと、今から気を引き締めておく。

上品な友人を演じるのだ。

大丈夫、できる。こっちは金もないし、職業もろくなもんじゃないが、見た目は同世代ではスマートなほうだ。

誤魔化し得る。

 

人の不幸は蜜の味、なんて言葉もあるが、知り合いの幸福は、もっと爽やかな甘味を放っている。いい年して「不幸が蜜の味」なんて言っている人は、味覚がお子ちゃまだ。

「人の不幸は蜜の味」という言葉の真意とは、実は、そう感じる人を揶揄するところにあるのではないか。いわゆる、皮肉語の類。

 

ああ、例えば、こういった認識力の幅の広さを結婚式でも見せられたらなあ。

やったところで、誰も聞きゃあしないだろうけど。

 

とにもかくにも、おめでとう、○島。

この先、コロナの状況が披露宴開催に影響する可能性があるかもしれないが、二人(新郎、新婦)が祝福されるべき存在であることに変わりはない。

こっちの気分にもハリが出てきた。

ちなみに、俺が結婚する予定はないよ。

では、また。