仕事柄、スマホに繋いで文字打ちしたいと思い購入した、「エレコムBluetoothミニキーボードTK-FBP102シリーズ」。
結論。
駄目、使えない。
こっちの使い方が悪い可能性もあるが、キーボードをタイプしてスマホの画面(メモ帳)に文字が反映されるまでのラグが酷い。全然心地良く書けず、文字数よりイライラが募る始末。
漢字変換も何か変だし、1回使って早々に諦めました。スマホに直接タップした方が断然速いのです。
近所の家電量販店で、3000円台で購入。
値段は手頃だし、機能にはそもそも半信半疑でもあったから、ショックは少ない。
もしかして・・・という淡い期待は、案の定叶わなかっただけのことだ。
スマホ使いしようとしたのが悪かったのかな。
それともスマホの機種のせいか・・・。
パソコンなら相性いいのかしら。けど、自宅の常用はノートパソコンだし、必要ないのよ。
もっと新しい製品なら、使い勝手がいいのかもしれない。
しかし、もう買う気はない。
意欲は失せてしまった。
仕方なく、キーボードを片手に抱えて適当にタイプしてみる。
そしたら、ピアニカ弾いている気分になったじゃないか。
ピアニカ・・・鍵盤ハーモニカ、懐かしい。
小学生の定番楽器。
鍵盤の「ド」の音には赤、「ミ」には緑、「ソ」には青色のビニールテープを切って貼って、音階を覚えたっけ。
ドミミ ミソソ レファファ ラシシ
人差し指だけを頼りに拙いメロディーを奏でていた。
あと、息を吹き込むパイプによだれが溜まるため、洗うのは面倒だったなあ。
あれ?
あんまり洗わずに使い続けていた気もする。
当時の自分がまめに楽器を洗浄するはずもないから、パイプによだれは溜まりっぱなしだったかもしれない。
汚い。
けど、そこが、小学生の強さや丈夫さでもある。
さて、せっかく買ったミニキーボード。どうにか役立つ使い道はないものか。
感傷に浸るツールにしかならないのでは、しょうもない。
いや・・・それだけでも、価値はあったとみるべきか。
いやいや、さすがにしみったれ過ぎだ。
クローゼットの奥にしまったあの服と同じで、いつか着る(使う)可能性は残されている。
そうして、ついぞ使われぬまま、製品は劣化していくのである。