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牙狼『VERSUS ROAD(VR)』5話を観て~闇堕ちガロの登場はあるか? 香月貴音よ、タレントの無念を背負え

「あの男には陰我がない」(5話から、葉霧宵刹・ハギリショウセツ)

 

牙狼の世界では「陰我」、つまり「邪心」のない(強くない)とされる人間もたびたび登場します。しかし、そうしたタイプが憎しみや悲しみから感じる絶望は深く、一度堕ちたら一気に底なしの闇まで逝ってしまう。

一見すると華奢で冴えない青年、星合翔李(ホシアイショウリ)。

もしかして彼はそんな運命か・・・。

 

 

牙狼『VERSUS ROAD(VR)』の第5話『BUG』で、ついに参加者同士の本格的なバトルが始まることになりました。

 

今後は、星合翔李と空遠世那(クオンセナ)の関係が注目どころか。

 

空遠が、頭痛とともに幼少期の記憶をよぎらせるのは、どんな意図の伏線が考えられるでしょうか。

例えば・・・信じていた記憶が実は間違いで、それを思い出してしまった空遠は邪心に囚われ・・・けれど、どうにか乗り越え、星合と共にゲームを勝ち進めた矢先、空遠が悲劇に遭い、今度は星合に邪心が跳ね返ってくる・・・。

 

過去の牙狼シリーズに、こんな話があった気もする。舞台「神ノ牙 覚醒」が近い設定の物語でしたね。(関連記事⇒ガロウ、じゃなくてガロ(牙狼) そのペーソスと生命力) 

 

だとすると、二番煎じだから、この展開はないかもしれない。

 

 

5話で驚いたのは、ハイテク・デジタル牙狼の鎧を侵食する謎の黒い物質。

そもそも、あの牙狼の鎧は、本物なのか。

本物だとして、なぜ葉霧宵刹が鎧をコントロールできているのか。

 

合理的な可能性を探れば、それは、葉霧自身が黄金騎士(?)だから。

・・・黄金騎士が鎧を使って陰我を集めている。なぜなら、葉霧は既に闇に堕ちていて(あるいは魅入られていて)・・・。

 

シリーズ史上、黄金騎士が完全に闇に堕ちた事例はまだありません。心滅(鎧が制限時間超過)して闇に堕ちかけたり、心滅を克服しちゃったり、金色が闇を取り入れてパワーアップしたりしたケースがあるだけです。

   

考えてみれば、長い魔戒騎士の歴史上、闇堕ちした黄金騎士がいたとしても不思議じゃない。牙狼が堕ちれば、バラゴを凌いで間違いなく最強の暗黒騎士になりそうです。

 

鎧を陰我に喰らわせ、変異した鎧を纏うのが葉霧の目的・・・だったりして。

 

すべてはこちらの勝手な想像。素人の適当な予測です。

 

 

それにしても、ゲームの勝ち残りの一人、香月貴音(コウヅキタカネ)の急速な外道っぷりは大したもの。

どう考えても黄金騎士牙狼にはなれそうにないキャラですが、自分のスキャンダルに群がる報道陣に吠えた場面は、共感しなくもなかった。

 

今じゃ、すっかりコロナ騒ぎに熱心なワイドショーも、基本的には芸能人の揚げ足取りが飯のタネの一つ。外国のタブロイドに比べたら、日本なんて、まだまだぬるい感もあるでしょうが、昨今勢いを増すワイドショーの風潮に一石投じる意図が、あのシーンにはあったとみました。

 

現実の芸能人もあんな風に啖呵を切れたら、気持ちいいかもしれないですね。

 

ただ、現実のマスコミだって、あのシーンのように黙って引き下がりはしない。芸能人が「公器なマスコミ様」を恫喝する姿をきっとネタにしてくるでしょう。

そしたら、MCらに責められ、CM・レギュラー番組も失って・・・。

 

 ・・・香月貴音、タレントらの無念を背負い、せめて牙狼の世界で存分に暴れてくれ。

 

次の6話でストーリーは、はや折り返し。

後半の盛り上がりに向け、「溜め」をつくった回が5話だったと言えるでしょうか。

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