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確かかなと思った言葉を気ままに。

牙狼『VERSUS ROAD(VR)』8話のエクスタシーは二度くる~奏風大、君は最高にツイている

ゲームの進行役、朱伽はやっぱり傀儡かなあ。

 牙狼『VERSUS ROAD(VR)』8話、『COUNTER』 を観直して、その方向が濃厚かと思った。表情の動きが葉霧とリンクしてたし、瞳がカメラのピントのようにもなってた。

初見では完全にスルーしてたシーンだ。酔いながら観てたとはいえ、あそこを見逃しちゃいかん。

   

考察が不十分な点がもう一つ。

空遠が日向を葬った一撃。そこから放たれた金色の光は、確かに可能性を感じさせた。葉霧もおそらく、そう予感しただろう。

それでも、空遠がこのまま、魔戒騎士にまでなるのかについては、個人的に疑問が残る。

 

そもそもあのゲームは、魔戒騎士を育てるためのものではないだろう。最初は、「牙狼の称号を掴め」、みたいな感じでスタートしたが、葉霧とアザミに本気で牙狼の鎧を継承させる気がないのは明白だ。

鎧が邪気で染まっていくのが何よりの証拠。彼らの当初の目的は、何らかの手段で牙狼の鎧を自由自在に操ることだと察している

 

とはいえ、今後の展開によっては、牙狼の鎧自ら、空遠(もしくは他の誰か)を後継者に選ぶ可能性はある。

それを空遠(同)が拒否したら、面白い。そんな結末、これまでの牙狼シリーズで考えもしなかった。

 

魔戒騎士なら誰もが憧れる牙狼の称号。

けれど、空遠たちは騎士じゃなくて普通の人間。ゲームを勝ち続けた先に待っているものには関心があるかもしれないが、闇に紛れて闇を切り裂くなんて面倒な仕事を彼らが引き受けるかは分からない。

それに、今から騎士になるには、みんな年を取り過ぎてる気もするし。

 

まさかの「牙狼、誕生せず」、なんてことになったりして。

 

天羽と奏風の一騎打ちについても、一言触れておく必要がありそうだ。

勝手な想像で言わせてもらえば、二人とも、「生きる理由」をとっくに使い果たしてるのに、まだ性懲りもなく生きている。そんな状態・気分なんじゃないかな。

 

「無駄に(ぬるくだったかな?)生きるな、熱く死ね」(映画『エニイ・ギブン・サンデー』)

 

こんなセリフがあるように、極限に熱くなれる、ただその一瞬だけを求めてさまよう人種がこの世界にはいる。しかし、そのような瞬間はそうそう訪れず、やがて夢想や妄想の類なのだと達観するようになる。

天羽と奏風には、こうした匂いを感じてしまう。

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奏風が羨ましいと思った。

熱く戦って、熱く殺される。自分を殺した相手もまた熱い奴だから、悔いはない。

長生きすればするほど、世の中の下らなさを嫌というほど見せつけられ、生きる気力はどんどん失せるだろう。熱くなろうとしていたことすら、いつしか忘れてしまう。

だったら、そうなる前に戦って死ぬ。

 

R・I・Pなんて、しみったれた言葉は送りたくない。

葉霧とアザミの手中だったとはいえ、戦場を得られた奏風には「ラッキーだったな」と言ってやりたい。

 

ああ、自分にもまだ、そんな日が来る可能性ってあるのかなあ~。

 

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