6月30日に公開された、youtube『やっちゃんねる』の最新動画。
その終盤の夕食シーンで、「フクラギ」の刺身なるものが出てきた。
フクラギ? ふくらはぎじゃなくて?
下のサムネ左側の刺身が、フクラギらしい。
恥ずかしながら、能書きばかりでものを知らない私。
気になったので調べてみた。
(といっても、ネットを検索しただけですが)
そして、調べ物はあっさり片付く。
フクラギとは要するに、「ブリの幼魚」(生後7~8カ月)のこと。
下記のサイトで分かりやすく紹介されてた。
ブリの幼魚は地域によって呼び名が異なり、関東は「イナダ」、関西では「ツバス」とも言われるそうだ。イナダなら聞いたことある。
ブリか・・・。
確かに、北陸のブリは美味い。
ブリは成長過程で名前が変わる出世魚。
ワカシ ⇨イナダ⇨ ワラサ ⇨ブリ、といった変化がある。
いわばブリ歴。イナダ(フクラギ)は2番手。一番美味いのは、やっぱり、最頂点であるブリ期のブリなのだろうか?
あれは氷見市だったかな、2年ほど前に家族とブリしゃぶを食べた。正確に言うと、ブリしゃぶを中心にしたブリのフルコースを堪能したのだ。
父母と自分の3人旅行。
新幹線で高崎から富山へ行き、そこから電車を乗り継いだり、タクシーに乗ったりして、ブリしゃぶの店に着いた記憶がある。店名は忘れた。
当時は親父が狂ったように旅行へ行きたがり、無理矢理同行させられたケースが何度かある。姉弟は自分以外みな結婚していて、都合が良かったのだ。母と二人きりでは、どうも気乗りしないらしい。それは母も同じだが。
自分がブリしゃぶを食べたのは、その時が初めて。
本当に美味しかった。
出汁にくぐらせることで、脂がほどよく抜け、身が締まり、旨味が凝縮する感じ(多分、記憶は曖昧)。
店の表は雪景色。その状況が、ちょっと背伸びした食事をより高級な時間に仕立てていた。
ただ、フルコースはやり過ぎだったかな。終盤、さすがに飽きてくる。
完食はしたが、ブリしゃぶと、もう一品二品ブリの料理があれば十分。そのくらいが飽きずにブリを堪能できるラインだったかもしれない。
『やっちゃんねる』の投稿主は、料理自体はそんなに上手いとも思わないけど、やっぱりあれかな、見栄えにおいて、北陸の海の幸に救われてる感はある。
埼玉のベルクの刺身のように、しなびてないから羨ましい。スーパーの刺身なんて、もう何年も食べてない。
だから余計にフクラギに注目してしまった。
その辺りも『やっちゃんねる』の地の利か。
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