最近、46歳・独身・工場派遣の男性が投稿するYou Tubeチャンネル『やっちゃんねる』が人気、らしい。
お薦めとサムネにつられて自分も観てみたが、人気の理由に関して何となく納得。確かに観ていて、どこか落ち着く動画のようだ。
投稿主の見た目は年齢に比べて若々しく、雰囲気と喋りにはほんのり知性を感じさせる。
それなのに、職業は工場派遣。
職業差別の意図はありませんが、外見から受ける本人の印象と、実際の生業とにギャップがあり、そこに親近感が宿っているのではないだろうか。
このブログでは、折に触れしつこく書いていることですが、どうしたって、生きるのは辛い。
辛さの種類や要因はさまざまだとしても、辛いものは辛いのです。
『やっちゃんねる』の投稿主も、恐らく人生の辛さを抱えつつ、どうにかそこから脱却しようと一念発起。46才にしてユーチューバーデビューを果たしたのではないかと察しています。
レベルは全然及びませんが、自分がこのブログを始めた理由も、そこに近い。
日頃考え蓄積した言葉を発信し、それがわずかでも収益につながれば、人生への嫌悪を紛らわせるのではないか。
そんな邪まな考えが、自分にはある。
一方、『やっちゃんねる』の姿勢は決して押し売りではなく、まったり。
再生・登録者数を稼ぐ独自の戦略・打算みたいなものはきっとあるのでしょうが、邪まな作為性があまり伝わってこない。
そこらへんに、共感や親しみ、希望を感じ取る視聴者が多く、人気が出ているのだろうと思う。
動画の中でときどき出てくる投稿主の裸体(上半身)は、その筋の人たちの間で目の保養になっている可能性もあるな、と勝手に勘ぐっている。
色白のもち肌だからだ。
こうした複数要素が思わぬシナジー効果を生み、メリットとして返ってきている好事例と言えるのではないか、『やっちゃんねる』は。
個人的には、富山を一人旅している動画がお薦め。
紹介店舗の料理がどれも美味そう。
富山には何度が行ったことがあります。
白身の魚介が美味い。ここぞとばかり、腹一杯に鮨を食ったのはいい思い出です。海なし県出身(群馬育ち・埼玉在住)の気質がこびり付いている身としては、新鮮な海の幸には本能的に憧れる傾向があるようです。
地元の名物ラーメン、富山ブラックはあまり好みではありませんでしたが、だとしても、富山の食はどれも大抵美味かった。
富山、そのうちまた行ってみたいかな。
その時は、『やっちゃんねる』に登場した居酒屋にでも行ってみようか。
自分は現在、36歳。長生きに関心なく、終われるならとっとと終わりたいというのが揺るがない本音ですが、10歳年上が運営する『やっちゃんねる』を観て、「いいなあ」と思う自分がいるのは否定できない。
まったく、どうして、こう人生は面倒なのか。
せめて、『やっちゃんねる』の投稿主には幸せになってもらいたい、と願う今日この頃でありました。
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